【オフィスや移動中に】都市でできる簡単ツボ押しリフレッシュ法
日々の仕事や満員電車での移動、都市ならではの喧騒は、知らず知らずのうちに私たちの心身に疲れを溜め込みます。リフレッシュしたいと思っても、「時間がない」「場所がない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
「瞑想タイムinシティー」では、そんな都市で忙しく過ごす皆さまが、手軽に心身を整える方法をご紹介しています。今回は、特別な道具や広い場所が不要で、オフィスや移動中など、ちょっとしたスキマ時間にどこでも実践できる「ツボ押し」に注目します。
ツボ押しは、身体に点在する特定のポイントを刺激することで、血行を促進したり、筋肉の緊張を和らげたり、リラックス効果をもたらしたりと、様々な良い影響が期待できる方法です。短時間でも効果を感じやすく、疲れた時にすぐに試せるため、都市で働く皆さまにぴったりのリフレッシュ術と言えるでしょう。
ここでは、都市で働く皆さまが特に感じやすい、疲労やストレス、肩こりなどにアプローチできる、手軽に押せるツボをいくつかご紹介します。
オフィスワークの合間に:手や腕のツボ
デスクワークで固まりがちな肩や腕、集中力低下を感じる時に試したい手や腕のツボです。
合谷(ごうこく)
- 場所: 親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみです。手を広げた時に山になる部分のやや人差し指側です。
- 押し方: もう片方の手の親指を使って、骨に向かってゆっくりと押します。痛気持ち良い程度の力で、5秒ほどキープし、ゆっくりと力を抜きます。数回繰り返してください。
- 期待できる効果: ストレス緩和、肩こりや頭痛の緩和、全身の血行促進、集中力アップなどが期待できます。
労宮(ろうきゅう)
- 場所: 手のひらのほぼ中央にあります。手を軽く握った時に、中指の先端が当たるあたりです。
- 押し方: 反対側の手の親指や人差し指の腹で、円を描くように優しく揉みほぐすか、ゆっくりと指圧します。
- 期待できる効果: リラックス効果、精神的な緊張や不安の緩和、疲労回復などが期待できます。
移動中や休憩時間に:顔や首のツボ
移動中のちょっとした時間や、席を立った休憩時間などに試せる、顔や首周りのツボです。目の疲れや首・肩の凝りに効果的です。
睛明(せいめい)
- 場所: 目頭のやや内側、鼻の付け根の骨のくぼみです。
- 押し方: 人差し指や親指の腹で、骨に沿って優しく、しかししっかりと押します。目を傷つけないように注意し、深呼吸しながら押すと良いでしょう。
- 期待できる効果: 目の疲れ、ドライアイ、頭痛の緩和などが期待できます。
天柱(てんちゅう)
- 場所: 後頭部の髪の生え際、首の骨の外側の太い筋肉の外縁にあります。首を後ろに傾けた時に、首筋の太い筋肉が盛り上がる部分のすぐ外側です。
- 押し方: 両手の親指を使って、下から頭を支えるようにして、上に向かって押し上げます。痛気持ち良い程度の力で、数回繰り返します。
- 期待できる効果: 首や肩の凝り、頭痛、目の疲れ、ストレス緩和などが期待できます。
ツボ押しのポイント
- 強く押しすぎず、「痛気持ち良い」と感じる程度の力加減で行いましょう。
- 深呼吸をしながら行うと、よりリラックス効果が高まります。
- 食後すぐや飲酒後、体調が優れない時は避けてください。
- 妊娠中の方は、ツボ押しが禁忌となる場合があるため注意が必要です。
まとめ
都市での忙しい日々の中で、心身の疲れを感じた時に、すぐに試せるツボ押しは非常に有効なリフレッシュ方法です。オフィスでの休憩時間や、電車やバスでの移動中など、場所を選ばずに実践できるのが大きなメリットです。
今回ご紹介したツボは、手軽に押せて効果を感じやすいものばかりです。ぜひ日々の生活に取り入れて、ご自身の心と体の声に耳を傾けながら、ツボ押しで簡単にリフレッシュしてみてください。